事務所代表のブログです
いつか来るだろうなと思っていた「デジタル遺産」に初めて関わりました。亡くなられたのは40代男性。突然の事でした。
ネット銀行、ネット証券、暗号資産などが主な相続財産でした。
今回は亡くなられて間もなく、奥様が亡くなられた方の「指」でスマホを開けて、どこと取引があったかメモを取っておいていただいていたので、その金融機関に問合せをして手続きを進めることができました。
何もなかったら、まず携帯やPCを開けるところから始めなければなりません。開けられるんでしょうか?
「スマホで完結」「通帳不要」「ネットなので安い手数料」・・等々利用している方も多いのではないでしょうか?
近い将来、相続財産が分からない、という事態が想定されます。せめて年に1回は紙媒体の書類を契約者、預金者に送付する等の
規制を求めたいところです。
ちなみに亡くなられた方の指は6時間ほどしたらスマホを開けられなくなったそうです。「顔認証」とかで設定していたらどうなるんでしょうか。
伊藤一彦