事務所代表のブログです
相続人がアメリカ在住、という案件がありました。それ自体は今まで何度か経験してきたのですが、
困ったのはその方が高齢の女性で「日本語を大分忘れてしまった」ということでした。
間に入ってくれた息子さんも完全にアメリカ人で日本語は全くわからない・・・
日本人同士でもややこやしい相続の文言をどう伝えようか、はじめ頭を抱えました。
ためしにGoogle翻訳を使ってみたところ、これが実に素晴らしい!A4の紙数枚の難解な文章を数秒で翻訳してくれます。
「遺産分割協議書」はinheritance division certificate、「共同相続人及びその承継人の合意」はthe consent of all co-he
eirs and their successors というらしい。
英語でのメールのやり取りもスムーズに行えて、何とか無事に完了しました。
AIの危険性も叫ばれていますが、やはり少し前には考えられなかった利便性があります。
伊藤一彦